日本のライフコーチの草分け ライフコーチワールド代表の林忠之です。
もう、昨年末のことになりますが、ブログにアップしていないことに気づいたので、今更ですが活動のご報告です。
昨年の秋、海外在住者向けのトレーニングをお申し込み頂きまして、オランダに行ってきました。
それにしても最高の天気。「ゆきさん、やっぱり持ってますね!」とのこと。ボクもそう思う。
受講者さんとは、まずは、アムステルダムにあるゴッホ美術館前で待ち合わせ。ガイドの音声を聞きながら、絵の鑑賞。何がたくさんの人を魅了するのか?自分がゴッホの絵に惹かれるのは何故なのか?徐々に、ゴッホが感じる「美」に共感している自分に気付いていていきました。
人が生きる姿。きらびやかな美しさではなく、人が生きるために農作業をし、汗をかき、自分たちの手で育てた農作物を調理し、食卓を囲み、家族でそれをいただく。人が生活する、ということ。それこそが人の美しさである、という点にとても共感しました。
受講者さんとは、ランチをしながら、翌日のライフコーチトレーニングついて打ち合わせをして、今日はここでお別れ。
その後は、ひとりで国立美術館へ。ここでのお目当てはフェルメールの「ミルクを注ぐ女」。オーラがすごかった。小さい絵なのに、ものすごい存在感。どの作品よりも人を惹き付ける力があった。(こんなボクの記念写真じゃ全く伝わらないので、ぜひ、現地へ!!)
「地図は現地ではない」というが「写真は絵画ではない」と言いたくなるくらい。この絵の写真はこれまで何度も見ていたけれど、実物が持つ力強さ、繊細さ、微細な躍動感、静けさ、温かみなどは、実物ならではの印象、パワー、エネルギーでした。
そして、その後は、アンネフランクの家へ。撮影禁止なのを知らずに、スマホで写真を撮ってしまっていたのだけれど、途中で注意されて気付きました。とても失礼なことをしてしまった。そんな背景もあり、アップロードは出来ません。。。
はじめは「あれ?リフォームしちゃったの?これじゃ、テーマパークじゃん?」とかって思って見始めたけれど、一歩一歩、歩を進めていくにつれ、だんだんリアルな雰囲気になってきて、苦しくなってきました。どれだけ怖かっただろう?どんなに苦しかっただろう?願い、望みが叶うといいな。平和が訪れるといいな。こんなことがあったのに、人はまだ学ぶことなく、近くの国ではまだ戦争しているなんて、本当に切ない気持ちになったのでした。
そして、12/2にはデン・ハーグへ。電車で約1時間。
クライアントと合流し、車に乗せていただいてuithof(アイトフ)へ。ここは2020年までフィギュアスケートのB級国際大会「チャレンジカップ」が行われていたところ。
2020年には宇野昌磨選手、紀平梨花選手がシニアで優勝。ジュニアの日本人選手も活躍していて、ボクが以前サポートさせて頂いていた吉岡詩果選手もジュニア時代の最後の年に出場し、3位に輝いています。
ボクにとってはちょっとした聖地であり、この一角をお借りして、クライアントとコーチングトレーニング(体感ワーク)を行ってきました。
ごく数時間のトレーニングのためにオランダまで行ってきたわけですが、オンラインでは得られない「会うことで得られるもの」は確実にあったと実感するトレーニングの時間になりました。
本当に短い滞在だったけれど、とても充実した時間を過ごし、デン・ハーグのダウンタウンに戻って、受講者さんとはお別れ。
そのあとはカフェでお茶したり、美術館で買った絵葉書を書いたり、ひとりで散歩したりして、夕方までハーグ散策を満喫できました。
1969年、佐賀県生まれ、大阪府堺市育ち。幼少期から生活保護家庭で強い劣等感を抱えて育つ。中学二年生の夏、脳性マヒの級友が、300mを1時間以上かけて泳いだことに感動し、千葉大学教育学部養護学校教員養成課程に進学。1992年に卒業後、劣等感から抜け出すべく俳優の道へ。国民的アイドルとの共演を果たすが、その後挫折。28歳でリクルートグループに就職。求人広告営業で8年連続表彰されるが、部下育成につまずき、コーチングと出会う。コーチの「人を応援する生き方」に使命を感じ、2008年独立。株式会社プラス・スタンダード代表取締役に就任。